三井記念美術館「国宝 雪松図と吉祥づくし」展を12月1日より開催

更新日:6 日前

三井記念美術館のコレクションを代表する国宝「雪松図屏風」を中心に、吉祥主題、すなわち長寿や子孫繁栄、富貴といった人々の願いを託されたモチーフが、どのように書画工芸へ取り入れられたのか、様々なジャンルの館蔵品をもとに通覧します。また新年らしく、寿老人や大黒天などの七福神をはじめとする、福の神にまつわる三井家ゆかりの品々もあわせて展示します。


江戸

時代中期を代表する画家、円山応挙(1733–95)は、対象の写生をもとに「描かれたモチーフがその場に存在するかのような絵画」という新境地をもたらし、当時の京都を席捲するほどの人気を得ました。当館が所蔵する国宝の「雪松図屏風(ゆきまつずびょうぶ)」は、応挙における写生の到達点とも言え、それゆえに「いかにリアルに描かれているか」といった迫真性や、奥行きを意識した構図など、空間構築性といった文脈で語られる機会が多い作品です。しかし、「雪松図屏風」が実生活において用いられる際、何よりも期待されたのは「おめでたい絵画」としての役割ではないでしょうか。「松」という主題の持つ永遠不変、長命といったイメージや、きらびやかな金泥や金砂子(すなご)が演出する祝祭的な気分もまた、本作品を語るうえで欠くべからざる要素と言えます。

本展覧会では「雪松図屏風」を、お正月らしい鶴や七福神といった、縁起のよい主題の館蔵品とあわせて展示することで、「おめでたい絵画」としての一側面に光を当てます。また猫や瓜、牡丹など、あまり現代人には「おめでたい」イメージのないモチーフに関しても、かつてそれらが担っていた吉祥イメージを解き明かし、なぜおめでたいと見做されたかについて紹介いたします。何かと心の落ち着かない世情ではございますが、縁起物の描かれた作品の数々から少しでも、明日への活力を得ていただければ幸いです。

 

会 期|2022年12月1日(木)〜 2023年1月28日(土)


開館時間|10:00 〜17:00(入館は16:30 まで)

休館日|月曜日、年末年始12 月26 日(月)〜1 月3 日(火)、1 月10 日(火)     ※開館:1月9日(月)

主 催|三井記念美術館 入館料|一般1,000(800)円/大学・高校生500(400)円/中学生以下無料


※ 70 歳以上の方は800 円(要証明)。

※ リピーター割引:会期中一般券、学生券の半券のご提示で、2 回目以降は( )内割引料金となります。

※ 障害者手帳をご呈示いただいた方、およびその介護者1 名は無料です(ミライロID も可)。


入 館|予約なしで入館できますが、1階入口で消毒と検温をお願いします。37.5 度以上の熱がある方は入館をご遠慮いただきます。入館にはマスクをご着用願います。また、展示室内の混雑を避けるため入場制限を行う場合があります。

 

<三井記念美術館 / Mitsui Memorial Museum>

〒103-0022 東京都中央区日本橋室町 2-1-1 三井本館 7 階

お問い合わせ | 050-5541-8600(ハローダイヤル)

公式サイト  | https://www.mitsui-museum.jp

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