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三井記念美術館 「唐ごのみ —国宝 雪松図と中国の書画―」開催中

更新日:11月30日


江戸に店を構え、京を本拠地とした豪商の三井家は、自らがパトロンとして支援した円山応挙(まるやまおうきょ)やその弟子の絵画を多く蔵していました。三井記念美術館の絵画コレクションの筆頭である円山応挙筆「雪松図屏風(ゆきまつずびょうぶ)」(国宝)は、京を代表する画家の名作として、幕末維新・震災・大戦の戦禍と幾多の困難を潜り抜けて、今日まで守り伝えられています。

そうした日本の絵画にくわえ、北三井家を筆頭とした各家においては、茶の湯の美意識に則った墨跡や、中国の宋~元代の画家の名を冠した絵画も、歴代にわたって珍重されました。また、近代の新町(しんまち)三井家においては、9代当主・高堅(たかかた)が中国の古拓本の名品を盛んに収集し、それらは現在、聴氷閣(ていひょうかく)コレクションとして世界的に知られています。この展覧会では、それらの北三井家・新町三井家旧蔵品を中心として、雪松図屏風と同様に、歴代にわたり珍重された中国の絵画や書、および、それらに倣って日本で描かれた作品を紹介いたします。

くわえて、一部の作品については、江戸時代に記された鑑定書など、付属する資料と併せて展示いたします。作品の美しさと同時に、その作品がどのように受容されたかという「鑑賞の歴史」をも含めて、雪松図屏風とともに守り伝えられた数々の書画へ、思いを馳せていただければ幸いです。

なお、本展は東京国立博物館、台東区立書道博物館にて開催される展覧会「拓本のたのしみ」との連携展示となります。本展で展示されない三井記念美術館蔵の古拓本の一部については、2025 年1月4日~ 3月16日の日程で、台東区立書道博物館にて展示される予定です。

 

展覧会名| 唐(から)ごのみ ―国宝 雪松図と中国の書画―

      Japan’s Fascination with Chinese Painting and Calligraphy,

      and the National Treasure Pine Trees in the Snow

会  期| 2024 年 11 月 23 日(土・祝)~ 2025 年 1 月 19 日(日)


開館時間| 10:00 〜17:00(入館は16:30 まで)

休 館 日| 月曜日(但し 1 月 13 日は開館)

      年末年始 12 月 27 日(金)~ 1 月 3 日(金)、1 月 14 日(火) 主  催| 三井記念美術館

入 館 料| 一般 1,200(1,000)円/大学・高校生 700(600)円/中学生以下無料

※ 70歳以上の方は 1,000 円(要証明)。

※ 20名様以上の団体の方は(  )内割引料金となります。

※ リピーター割引:会期中一般券、学生券の半券のご提示で、2 回目以降は(  )内割引料金となります。

※ 障害者手帳をご呈示いただいた方、およびその介護者1名は無料です(ミライロIDも可)。


会  場| 三井記念美術館/ Mitsui Memorial Museum

[〒103-0022 東京都中央区日本橋室町2-1-1三井本館7 階]

・東京メトロ銀座線「三越前」駅A7出口徒歩1分/

・東京メトロ半蔵門線「三越前」駅徒歩3分A7出口徒歩1分/

・東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅B9出口徒歩4分/

・メトロリンク日本橋(無料巡回バス)乗降所「三井記念美術館」徒歩1分


* 開催内容を変更する場合がありますので、最新の情報は、三井記念美術館ホームページまたはハローダイヤルにてご確認ください。また、展示室内の混雑を避けるため入場制限を行う場合があります。

 

<三井記念美術館 / Mitsui Memorial Museum>

〒103-0022 東京都中央区日本橋室町 2-1-1 三井本館 7 階

お問い合わせ | 050-5541-8600(ハローダイヤル)

公式サイト  | https://www.mitsui-museum.jp


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