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出光美術館の軌跡 ここから、さきへⅠ「復刻 開館記念展─仙厓・古唐津・中国陶磁・オリエント」【終了】 

更新日:5月19日

2024年4月23日(火)~5月19日(日)開催


出光美術館が帝劇ビルの9階に誕生したのは、昭和41年(1966)のこと。それ以降、300を超える展覧会を開催してきましたが、帝劇ビルの建替計画にともない、令和6年(2024)12月の展覧会をもって、しばらくの間、休館することとなりました。

本展は、58年前の開館記念展の出品作品と展示構成を意識しながら企画されたもの。同館の展示室は、これまでにいくたびかの改装を経ているものの、部屋の配置や基本的なつくりを変えることなく、今日に至っています。ビルのワンフロアであることを忘れさせるような独特の展示空間はそのままに、開館記念展の会場を飾ったのは、仙厓(1750-1837)の書画、古唐津、中国の陶磁や青銅器、オリエントの美術でした。それらは、同館の創設者であり初代館長の出光佐三(1885-1981)が10代のころから蒐集し愛蔵してきたもので、それぞれの作品がたたえる飾り気のない美しさは、いかにも佐三の感性にかなうものといえます。

本展では、開館記念展の内容をもとに作品を選び、当時の展示構成の部分的な再現を試みています。出光コレクションのエッセンスが凝縮された作品の数々を、いまなお開館当初の雰囲気を漂わせる展示環境のなかで、そして、やはり当時のままに皇居外苑をのぞむロビーからの眺めとともに、お楽しみください。


 

本展の見どころ


1 昭和41年(1966)秋に開催された開館記念展を復元!

出光美術館が帝劇ビルにオープンし、記念すべき1回目の展覧会「開館記念展―仙厓・古唐津・中国陶磁・その他」に出品された作品や当時の展示構成を踏まえて再構築します。58年前にタイムスリップしたつもりで、当館の創設者(初代館長)・出光佐三(1885-1981)が愛したコレクションをお楽しみください。


指月布袋画賛 仙厓 日本 江戸時代 出光美術館蔵
指月布袋画賛 仙厓 日本 江戸時代 出光美術館蔵

2 出光コレクションの原点、

唯一無二の仙厓の書画

佐三が集めた仙厓コレクションは、「指月布袋画賛」に始まり、約1,000件にのぼります。「厓画無法(がいがむほう)」(仙厓の絵には法則がないこと)を宣言した博多・聖福寺(しょうふくじ)の仙厓(1750-1837)の作品はほのぼのとした素朴な味わいが魅力的で、ほかに類を見ない唯一無二の存在と言えます。本展では、質・量ともに国内最大級として知られるコレクションのうち、開館当初の展示室を飾った約20件が出品されます。


3 様々な古唐津、高く評価された中国陶磁とオリエントの美術

佐三は「美術史的な目で集められたコレクションでなく、たとえば私という一つの眼を通じて集めたコレクション」が並べられた美術館があってもよいのではないか、と語っています。そして、美術館は第一室に中国の美術、第二室に仙厓の遺墨、第三室に古唐津(唐津焼)、ロビーに中近東の美術を展示する構想のもとに始まりました。本展では出光コレクションのうち、仙厓と双璧をなす古唐津に加え、当時より高い評価を受けていた中国陶磁、オリエントの美術もご覧いただけます。


 

会 期|2024年4月23日(火)~ 5月19日(日)


開館時間|10:00 〜17:00(入館は16:30 まで)

     毎週金曜日は ~19:00まで(入館は18:30まで)


休館日|毎週月曜日(ただし4月29日、5月6日は開館)、4月30日(火)、5月7日(火)


入館料|一般1,200円/大学・高校生800円/中学生以下無料(保護者の同伴が必要です)

    ※4月23日(火)~ 4月29日(月・祝)は「学生フリーDays」


会 場|出光美術館


 

<出光美術館 / Idemitsu Museum of Arts>

〒100-0005 東京都千代田区丸の内 3-1-1 帝劇ビル9階(出光専用エレベーター9階)

お問い合わせ | 050-5541-8600(ハローダイヤル)

公式サイト  | https://idemitsu-museum.or.jp

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