• 東京中央ネット事務局

初春花形新派公演『日本橋』

会場:三越劇場

日程:2019年1月2日~25日

出演:喜多村緑郎・河合雪之丞・河合宥季・田口守

ゲスト:勝野洋・高橋惠子

全席指定:9,000円

詳細・チケットのご購入

https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/2019_nihonbashi/


『日本橋』は文豪・泉鏡花が大正 3 年に小説として発表し、翌 4 年に自ら戯曲化するほど鏡花自身も愛していた作品です。初演は初代喜多村緑郎・伊井蓉峰・花柳章太郎らで、のちに度々再演され新派の代表作の一つに数えられております。特に三越劇場では、平成 11 年に日本橋架橋 88 周年記念、更に 23 年にも架橋 100 周年記念として上演されました。

ものがたりは一人の医学士・葛木

晋三を巡る日本橋の二人の名妓・稲葉家お孝と瀧の家清葉、そしてそれを取り巻く登場人物たちが織り成す人間模様が、鏡花独特の美しい台詞回しで綴られる耽美な舞台です。

今回は、葛木を喜多村緑郎、お孝には初役で河合雪之丞、お孝に異常な思いを寄せる五十嵐伝吾を田口守、初演で花柳章太郎が演じ、女方の出世役といわれるお千世を河合宥季が演じるのに加え、清葉をこの役で定評の有る高橋惠子、笠原巡査を勝野洋と充実したゲスト陣が出演する豪華配役でご覧頂きます。


○あらすじ  大正のはじめ、日本橋には指折りの二人の名妓がいた。  稲葉家お孝(河合雪之丞)と、瀧の家清葉(高橋惠子)である。しかしその性格は全く正反対で、清葉が品がよく内気なのに引き替え、お孝は達引の強い、意地が命の女だった。  一方、医学士葛木晋三(喜多村緑郎)には一人の姉がいたが、自分に似ている雛人形を形見として残し、行き方しれない諸国行脚の旅に出てしまった。

 その雛人形に似ている清葉に姉の俤を見て思いを寄せる葛木は、雛祭の翌日、七年越しの自分の気持ちを打ち明けた。しかし清葉は、ある事情から現在の旦那の他に男は持たないと誓った身のため、葛木の気持ちはよく分かりながらも拒んでしまう。  葛木は清葉と傷心の別れの後、雛祭に供えた栄螺と蛤を一石橋から放ったところを笠原巡査(勝野洋)に不審尋問される。そこへ現れたのはのお千世(河合宥季)を伴ったお孝であった。お孝の口添えで、葛木への疑惑は解け、二人は馴染みになった。彼女は清葉と葛木の関係を知りながら敢えて自ら進んで葛木に近づき身を任せようとしたが、これは清葉に対する意地であった。  同時にお孝の家の二階には、やはり清葉との意地づくで関係を持った五十嵐伝吾(田口守)という男が住みついており……。



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