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相田 一人 氏

相田みつを美術館館長

言葉を紡ぎ筆をとる

 現代社会の中では子どもたちは、常にデジタルでバーチャルな世界に晒されながら日常生活を送っています。墨を磨り毛筆を用いて紙に書く「書道」は、アナログでリアルな行為です。子どもたちが心を鎮め、自らと対峙できる時間を持つのは成長過程において大切なことです。
 相田みつをがシンガーソングライターの如く、自ら言葉を紡ぎ筆をとったように「江戸書道展」は、お手本が無く江戸から連想する言葉を自分で考えてから書く、という主体的でクリエイティブな企画だと共感を覚えます。
 着物を美しく着こなしている女性は素敵ですが、それは内面から醸し出す美しさがあってこそ、輝いて見えるのでしょう。豊かな素養や教養を兼ね備えた女性こそが、「日本橋美人」なのだと思っています。

第35号(2014年12月)掲載

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吉田 誠男 氏

株式会社 伊場仙  代表取締役社長

日本橋と浮世絵

 江戸時代の日本橋は、当代一流と呼ばれた浮世絵師が居を構えていました。日常生活で広く利用されていた団扇には、木版技術の発達により浮世絵が描かれるようになります。創意工夫を凝らした絵柄の団扇が登場し、おしゃれを楽しむためのアイテムとしても人気を得ました。
 浮世絵を鑑賞しながら街を巡る「EDO ART EXPO」は、江戸の魅力を今に伝えることができる「江戸のもてなし」の一環として、大変に素晴らしい事業だと思います。
 「日本橋美人」は着物が似合い、団扇や扇子などの和装小物を美しく添えた、文化的な薫りのする淑やかながら芯が強い方でしょうか。この街の空気の中で、美しく年を重ねている女性は、心から素晴らしいと感じます。

[第42号(2017年3月)掲載

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小川 文男 氏

株式会社 竺仙  代表取締役社長

江戸文化の発信

 江戸時代中期以降に外出着として庶民の間で広まった浴衣は、無地や絞りが当時の主流でした。現代の浴衣柄には、牡丹、朝顔、紫陽花…と数多くあります。それらを一つで括るなら「粋」でなくてはならない、故に「粋ひとがら」であると受け継いでいます。
 浮世絵が海外に流出してジャポニスムの誕生に影響を与えたように、江戸の文化はわかりやすく、世界に通用すると考えます。この魅力を貴法人のように、日本橋から発信するのは大切なことです。
 ご自身の中できちんとトレンドを消化し、身に付いていらっしゃる方が「日本橋美人」でしょうか。知識や趣味、あるいは立ち居振る舞い、言葉遣いなどの面においても「身に付いている」女性が、日本橋に相応しいのです。

[第43号(2017年6月)掲載]

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濱田 捷利 氏

株式会社江戸屋  代表取締役
日本橋「べったら市」保存会 会長
NPO法人 東京中央ネット相談役

江戸職人の心と技法

 刷毛は道具ですが、魅力あるものを創る縁の下の力持ちです。文献に初めて登場したのは、平安時代の辞書「和妙類聚抄」で、漆を塗るのに用いたと記録があります。
 江戸刷毛は人肌に触れた時の柔らかく繊細な感触が特徴で、確かな技術と誠意を込めて丁寧に仕上げていきます。江戸職人の心と技法を受け継ぐ、後継者の育成は我々の大切な役割の一つです。また、日本の文化「毛筆で書く」ことに主体を置いた当法人の事業には、多くの方々からご支援ご協力を賜り、感謝の念に堪えません。
 日本橋は身だしなみの整った、品位のある方が多くいらっしゃる大人の街だと感じてきました。そんな日本橋に溶け込んで違和感のない、立ち居振る舞いの美しい女性が「日本橋美人」であると思い做しております。

[第46号(2018年6月)掲載]

​日本橋美人新聞 No57 【2023 夏号】

東京中央ネット創立20周年記念・特別企画  第三弾

「東京中央ネット創立20周年」を記念して過去の対談の中から、「日本橋」と「日本橋美人」の魅力に焦点をあて、再編集したものを掲載しています。

※組織名・肩書や記事の内容は対談時のものです。

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対談   山田 晃子

株式会社ヤマダクリエイティブ代表締役
NPO法人 東京中央ネット副理事長

日本橋美人推進協議会総合プロデューサー

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